ノミとコップのお話をご存知でしょうか。
コップにフタをしてノミを入れておくと、ジャンプしてもフタにぶつかって飛び出せません。
するとフタをはずしてもコップから出られるノミがいなくなるそうです。
そこに、高くジャンプする新しいノミを入れてあげると、まわりの飛び出せなかったノミも飛ぶ出すようになるそうです。
つまりは、環境が人の限界ややる気を左右するということです。
子どものレベルに合わないチームに入ると、吹きこぼれたり、落ちこぼれたりしますよね。
サッカーの場合は、試合に出ても緊張感が失ったり、試合に出られないことになります。
吹きこぼれのケース
エースストライカーなどでチームで誰より信頼され、本人もそうした意識があるケースですね。
本人にチーム引っ張る意識があれば、そのままでも成長機会はあるでしょう。
技術的にはそこからの大きな成長は望めません。
より高いレベルのチームに移ることも考えたいですね。
逆に、チームメイトに不満をぶつけたり、自分勝手なプレーをするようでも、チームを変えた方がいいでしょう。
こういうケースは、元のチームとの不必要なあつれきを生みやすいものです。
子どもの意見の尊重はもちろんですが、親が十分に状況を作ってあげないといけません。
うちの息子のチームは、全員を均等出しする、というのがルールなので、なんとしても勝ちたい実力のあるお子さん、親御さんにとって物足りないのでしょう。
低学年のうちに2、3名が別の強豪チームに移っていかれました。
残された子どもたちがどう感じるか心配しましたが、通う学校が一緒でしたが、今までどおりに接していたので、親の方がいろいろと不要な気を回していたような気がします。
落ちこぼれのケース
練習をしても明らかについていけない、ボールが回ってこない場合があります。
その場合には、子どもに合ったチームに移るのが得策です。
試合にほとんど出られなかったり、チームメイトから心ない言葉をかけられるなら、そのチームにこだわる必要はないでしょう。
本人がそこで頑張りたい意思を強く出してきたら、そこはもちろん尊重が必要ですね。
早生まれの子なんかは、精神面も幼いケースがあります。
そういう場合には、ひとつ下の学年に入って練習すると効果があります。
そこでリーダーシップを発揮することで、サッカーに自信がつきます。
4年生くらいまでの子どもたちは、「あの子は上の学年なのに・・」とか全く思いません。
気にする親御さんはいますが、下の学年でプレーする効果が大きいことを知れば、そんなことは気にならなくなります。
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